MOBILITY

2021.06.22

ニコイチ大改造! 上半身は「コスモスポーツ」下半身は「BMW Z4 GT3」なコンセプトカー!?【モデルカーズ・チューニング】

◆Builder:清水正幸 ◆Base:ハセガワ1/24

マツダ初のロータリーエンジン搭載車として1967年に登場したコスモスポーツ。

その革新的メカニズムを暗示するかのようなスタイリングは日本人デザイナーの手によるもので、フェラーリのエクスペリメンタル・モデルの影響を感じるものの当時の日本車としては図抜けてモダンで個性的であった。

1968年には走行安定性の向上を目指してホイールベースを150mm延長し、フロントグリルを拡大して冷却性能を向上させた後期型にスイッチされ、トータルで1100台あまりが生産された。

プラモデルでは1/24に関しては日東が前期型を、ニチモとハセガワがそれぞれ後期型を発売している。

ナカムラ、ナガノなどが1/20でフルディテールキットをリリースしていた。

ここでは改造プラモデル雑誌「モデルカーズ・チューニング」から、注目の作例を紹介したい。

【写真11枚】フロントも必見の大改造コスモスポーツを見る!

大改造を感じさせない、それこそが最大の賛辞

「コスモスポーツにZ4の下半分がくっつきそうだったから作りました」

ビルダーは制作コンセプトを事もなげにそう記すが、スキルがなければ到底思いつかない発想である。

とにかく本作品を見て感心させられるのは、コスモスポーツとZ4のボディの接合個所がまったく分からない点にある。

また接合個所も通常ならばパテあるいは瞬着などの表面の波打ちや肉痩せなどが見られるものだが、仔細に眺めてもその形跡を発見するのは不可能に等しい。

塗装の美しさも圧倒的だ。

現実的にはGTカーとコスモスポーツの融合など有り得ないにも関わらず、リアリティは驚くほど高く、説得力もあり、何よりもカッコイイのである。

細部にいたるまで何ひとつ破たんしていないボディ上面こそコスモスポーツの面影が残るが、ボディサイドは完全に別物。

圧巻はZ4 GT3のフェンダーをコスモのイメージを損なうことなく融合させたフロントフェンダーの造形にある。

ディフューザーやウィングとのバランス感も見事で、ロールケージもコスモのキャビンに合わせて組み直されている。

ホイールはアオシマのアドバンレーシングGTを5穴からセンターロックに改修してセット。

タイヤはタミヤのポルシェ993GT2用のスリックを流用している。

modelcars tuning 其の弍

写真:服部佳弘 文:鵜飼誠

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