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2021.07.28

航続距離780km! メルセデスのEV「EQS」は「人工知能」と350個のセンサーでおもてなし?【Eマガジン】

© Mercedes-Benz AG


メルセデスの100%電気自動車「メルセデス EQ」シリーズの高級サルーン電気自動車が「EQS」だ。

「EQ」シリーズには電気自動車固有の先進的なデザインを採用。

また先進性の表現だけでなく、電気自動車でありながらもこれまでのメルセデス・ベンツの特長である安全性、操縦安定性、快適性、利便性、品質などを高いレベルで実現している。

「EQ」を冠するのは「EQC」「EQA」「EQV」に続く4車種目だが、「EQS」は、いわゆる既存の「Sクラス」に当たるセグメント。

最初に市場に投入されるモデルは、245kWの「EQS 450+」と、385kWの「EQS 580 4MATIC」の2クラスを予定している。

【写真16枚】2トーンの配色も必見! 「EQS」を見る

メルセデス・ベンツは、2019年5月に発表したサステナビリティ戦略「Ambition 2039」の一環として、20年以内にカーボンニュートラルな新車を提供することを目指しており、早ければ2030年までに、販売するクルマの半分以上に電気駆動システムを搭載したいと考えていたが、7月22日には2025年以降の新型車は電気自動車のみにすると、電動化の前倒しを発表。

新型EQSももちろん持続可能性を考慮して設計されており、車両はカーボンニュートラルな方法で生産され、再生糸を使ったカーペットなどの省資源素材も使用されている。

これはメルセデス・ベンツが、開発やサプライヤーネットワークから自社の生産に至るまで、バリューチェーン全体を考慮しているからだ。メルセデス・ベンツAGは、グループ全体で「SBTI(Science Based Targets Initiative)」によって気候保護目標を設けている。

最大780kmの航続距離(WLTP)と最大385kWの出力を誇るEQSの走りは、Sクラスセグメントの先進的なサルーンに求められるあらゆる期待に応えるという。

さらに発売は予定はされていないが、最高出力560kWのパフォーマンスバージョンも計画されている。

欧州では急速充電ステーションも充実

EQSは、直流の急速充電ステーションで最大200kWもの出力で充電が可能で、300km(WLTP)走行分のパワーをわずか15分で充電することができる。

家庭や公共の充電ステーションでは、EQSのオンボードチャージャーを使い最大22kWの充電が可能とのこと。

日本では、EQSによる双方向の充電も可能で、さらに場所に応じて自動的に作動するさまざまなインテリジェント充電プログラムや、特にバッテリーを節約した充電などの機能も備えている。

欧州では20万台以上、31カ国で50万台以上の充電ポイントが設置されており、充電ネットワークが充実してきている。

充電ネットワークであるIONITY Unlimitedでは、ヨーロッパのMercedes me Chargeの顧客は、1年間無料で急速充電ネットワークを利用することができるとのこと。

日本での充電ポイントの拡充にも期待したいところだ。

さらにEQSの新機能として、MBUX(Mercedes-Benz User Experience)インフォテイメントシステムに、充電しなくてもスタート地点に戻れるだけのバッテリー残量があるかどうかを視覚的に表示する機能を搭載。

ルート計算では、手動で追加したルート上の充電ステーションが優先的に計算されるという。

人工知能(AI)でおもてなし!

自社開発した革新的なバッテリーマネジメントソフトウェアは、OTA(Over the Air)によるアップデートが可能で、エネルギーマネジメントシステムは、ライフサイクルを通じて常に最新の状態に保たれる。

さらに、EQSにはオプションとして、フロントとリアに「オートコンフォートドア」が用意されているという。

ドライバーが車に近づくと、まずドアハンドルが伸びる。さらに近づくと、運転席のドアが自動的に開く。

MBUXを使えば、例えば学校の前で子供たちを乗せるために、ドライバーはリアドアを開くこともできる。

さらにEQSは、非常にインテリジェントなクルマとして、装備に応じて最大350個のセンサーを搭載。

これらのセンサーは、距離、速度、加速度、照明条件、降水量、温度、シートの占有率、ドライバーの瞬きや同乗者の会話などを記録するのだそうだ。

車両の周囲を監視する強力なセンサーを備えたパーキングシステムは、さまざまな場所でドライバーの操作をサポート。

ドライバーは、リモートパーキングアシストを使って、スマートフォンから車両を駐車スペースに入れたり出したりすることが可能だ。

これらの豊富な情報は、アルゴリズムによって制御されたコントロールユニットによって処理され、電光石火の速さで判断される。いわば "脳"なのだそうだ。

新しいEQSは、人工知能(AI)による高い学習能力を備えているため、新しい経験に基づいて機能を拡張することができるという。

【写真16枚】AIで学習するEQSのインテリアを見る

【Eマガジン】

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