MOBILITY

2021.12.01

モノトーンの美学!この「棺桶ローレル」は色モノじゃないぜ!【モデルカーズ・チューニング】

日産ローレル◆Builder:大熊 学 ◆Base:アオシマ1/24

日産ローレルといえば、今は懐かしい「ハイオーナーカー」の元祖的存在だ。

1968年に登場したローレルは、全8世代にわたる長い歴史を持つモデルとなったが、その中でも特に高い人気を獲得したのが、1972年にデビューした2代目ローレル、C130型であろう。

基本コンポーネンツを同時期のスカイライン(C110系、いわゆるケンメリ)と共用して開発された、スポーティかつ豪華で、ゆったりとしたサルーン。

現役当時はセドグロに次ぐ車格の豪華車として、中古車となってからは走り屋/街道レーサー御用達車として、そして現在でも国産ヒストリックカーを代表する1台として、衰えることのない人気を誇っている。

特に2ドア・ハードトップは、独特のボリューム感ある後ろ姿と、テールランプ埋め込みバンパーが醸し出すアメリカンなムードから、「ブタケツ」「棺桶」のニックネームを持つ。

C130ローレルは前述の通り、中古車となってからは街道レーサーたちに引っ張りダコの人気車となったが、その理由は、すでに述べたスカイラインとの関係性が影響したものだ。

当時のスカイラインは、「サーフィンライン」と呼ばれる独特のプレスが入ったリアフェンダーが、そのボディデザインの特徴だったが、このプレスが被さるように造形されたホイールアーチの形状から、太いタイヤを後輪に履かせてㇵの字シャコタンにすることが困難だったのである。

その点、基本を共用しイメージ的にも似通っているローレルは普通に丸いリアホイールアーチを持っているため、シャコタン方面へのモディファイに最適だったのだ。

【画像3枚】すっきりが、いい。シンプル美で魅せるローレルを目撃せよ!

そんなC130ローレルの人気は現在のプラモデル業界においてもしっかりと反映されている。

C130の現在入手しやすい唯一のキットであるアオシマ製1/24は、ノーマル版だけでなく、そうした街道レーサー的仕様でも様々なパッケージングでリリースが続いているのである。

ここでご覧頂いているのもそうしたアオシマ製キットをベースに制作された作品で、改造プラモデル雑誌「モデルカーズ・チューニング」に掲載されたものだ。

シンプル・イズ・ベスト!

もはやお約束ともいえる、サイドウィンドウとリアピラーの形状修正を施し、ワークスオバフェンでキメたローレルだが、シルバーのボディカラーとメッキのまま残されたバンパー類によってほぼモノトーンでまとめられ、すっきりとした美しさを見せる。

ホイール(アオシマ製スターシャークをチョイス)にも余計な配色はなく、エンブレム等は省略してクリーンなフィニッシュだが、ロールバーがそっと彩りを添えているのもポイントが高い。


モデルカーズ・チューニング其の四

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