MOBILITY

2021.12.04

スポコン(懐ッ)!アメリカンな「80スープラ」を独自のフィニッシュで!【モデルカーズ・チューニング】

トヨタ・スープラ◆Builder:千田龍哉 ◆Base:AMT 1/25

トヨタが誇るスポーツカー、スープラは、映画での活躍もあって、今や世界的に有名な存在である。

その初代モデルは、日本ではセリカXXの名で1978年に、北米市場では最初からスープラの名で’79年に発売された。

ベースとなった2代目セリカは、設立されたばかりのCALTY(カリフォルニアに本拠を置くトヨタのデザイン・スタジオ)がデザインを担当したモデルだが、スープラはさらにアメリカ志向を強めたクルマだった。

つまり、北米で人気を誇ったダッツン・Z(ズィー)の対抗馬という訳で、ライバル・日産のスカイラインGTやブルーバードGT/G6と同様の手法……4気筒エンジン搭載車であるセリカのノーズを延長し、直列6気筒エンジンを押し込む、という手法で開発されたのである。

そうした経緯もあり、この初代スープラ/セリカXXはスポーツカーというよりも、ラグジュアリーなGTカーという性格付けが強くなされていた。

ツインカムではないながらもM型系の6気筒エンジン(4M-EU)を載せたロングノースのファストバッククーペとくれば、あの名車トヨタ2000GTが思い出されるところだが、トヨタもそのイメージを積極的に利用したことは、この初代モデルが2000GTをモチーフにしたT字グリルを持っていたことからも分かる。

続く2代目モデルも初代同様の成り立ち・性格付けがなされていたが、外観ではリトラクタブルライトを装着し、サスペンションチューニングをロータスに依頼するなど、スポーツカー的なイメージも同時に強められていた。

3代目にして日本での名もスープラとなったのだが、このモデル最大のトピックはやはり3ナンバー・サイズのワイドボディを登場させたことだろう。

4代目スープラ(正確には、日本では2代目となる)は1993年に登場、さらにスポーツカーとしての性格を強くしたほか、独特の量感あふれるスタイリングは賛否両論となったものである。

6速ミッションや、フェラーリF40ばりの大型リアスポイラーが話題になったことも印象深い。

結果的に9年に及ぶロングライフモデルとなった4代目、A80型スープラだが、2002年の生産終了後は長いブランク期間となり、2019年にしてようやく、GRスープラとして5代目モデルの登場となったのである。

【画像5枚】パープリッシュなボディが美しいスープラを見る!

80スープラに話を戻すと、プラモデル化はタミヤ(1/24)とAMT(1/25)、マイクロエース(1/32)などからなされている。

ここでお見せしているのはAMT製キットをベースにした作品で、改造プラモデル雑誌「モデルカーズ・チューニング」に掲載されたものだ。

今や貴重なキットをスポコン全盛期仕様に

80スープラ用エアロでも最も有名なヴェイルサイドのパーツをまとった1台であるが、この作品は1/25というスケールから分かる通り、前述のAMTのキットを制作したものである。

日本国内ではアオシマが輸入して独自のパッケージングで発売していたが、パーツそのものは変わらない。

作者はこれを独自のアレンジで制作、”スポコン”の名で日本車が人気を集めた頃を思わせる雰囲気でフィニッシュした。

美しいブルーパープルパールのボディカラーとシートのブルーが鮮やかにマッチングしている。

キットには元々ブレーキパーツの再現がないため、フジミのホイールセットに付属していたパーツを加工して、アオシマのボルクレーシングGT-C19インチと合わせて取り付けたとのこと。


モデルカーズ・チューニング其の十

写真:服部佳洋

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